曹洞宗報(刊行物)

文化財調査後に作成した目録及び解題は『曹洞宗報』に掲載させて頂いています。
令和3年度末までの連載回数は375回です。
なお、これらを管区毎にまとめた『曹洞宗文化財目録解題集』(既刊8冊)を刊行しています。

(2) 曹洞宗報表紙(洞門の祖師)

曹洞宗報 洞門の祖師

頂相は、祖師の生前の面影をうかがい、その姿を仰ぎ見ることができる貴重な資料です。

これまでは、臨済宗の画像は数多く世に知られ、全国各地の美術館や博物館などで公開されたり、美術史関係の研究書や図録に掲載されるなど注目を集めていました。
しかしながら、曹洞宗においては、両祖様や著名な祖師等のごく一部の頂相以外は、あまり関心を持たれることはありませんでした。
当委員会が調査した資料の中には、これまで一般には知られてはいない、歴史的に重要な意義を持つ貴重な頂相類が数多く存在していました。これらを少しでも公開し世に問うべく掲載を始めさせて頂きました。計画した当初は、平成19年1月号から12月号までの全12回の予定で始まり、その掲載の第1回目は、福井県寶慶寺所蔵の道元禅師頂相(福井県指定文化財)、第2回目は大本山總持寺所蔵の瑩山禅師頂相(重要文化財)でした。
ただ、12回のみで宗門寺院が所蔵する頂相の全体を紹介することはできませんでしたし、読者からの問い合わせも多く頂き、また各界からの反応や助言もあり、そして何より出版部のご厚意により、2年、3年と延長し、合計11年間、継続させていただくことができました。
平成19年1月号から平成29年12月号までの、連載回数は132回、紹介した祖師の数は延べ129名、132点の頂相を表紙に掲載いたしました。

平成19年1月号から平成29年12月号までの、連載回数は132回、紹介した祖師の数は延べ129名、132点の頂相を表紙に掲載いたしました。
期間:平成19年1月号~平成29年12月号
連載回数:132回
紹介頂相:132点
祖師数:129名